医学部学生にとって、海外での臨床実習を体験することは、自らの医学や医療に対する姿勢を見直し、将来の方向性を考えていく上で非常に重要です。欧米の医学部では最終学年に、国内外を問わず、自由に選択した医療機関において実習を行う選択臨床実習(Clinical electives)が行われています。
学生は欧米諸国だけでなく、開発途上国の医療現場にも積極的に出向いています。文化、宗教、社会制度の異なる海外での医学や医療を知ることで、人類と医学の多様な関係に対応できるグローバルな医療人として成長していくことが期待されています。
日本医科大学では平成16年に国際交流センターが窓口になって海外臨床実習(海外選択CC)を開始しました。その後、教育委員会と話し合い、正規の教育プログラムの一部として海外選択CC制度を確立しました。この制度は協定校の付属病院の医療チームの一員として、現地の医学生と一緒に臨床実習が体験できるプログラムとして学内外で注目されています。
令和2年7月現在では、米国のハワイ大学、ジョージワシントン大学(GWU)、南カリフォルニア大学(USC)、タイのチェンマイ大学、タマサート大学、中国医科大学との間で交換留学の協定が結ばれており、毎年約20名分の臨床実習の枠が確保されています。
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