米国研究留学 Vanderbilt University Medical Center (VUMC)

留学報告

 2022年10月から2024年11月までの2年間、アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビルにあるVanderbilt University Medical Center (VUMC)に留学し、この度帰国いたしました。このVUMCでは、心室頻拍に対するカテーテルアブレーション治療で高名なWilliam Stevenson教授がおり、心室頻拍に対するカテーテルアブレーションの基礎を築いた見識とアイディア、またその人柄に惹かれ、現在まで多数の日本人医師が留学しております。

 VUMCでは年間350件ほどの心室性不整脈に対する治療を行っています。本施設では同時に遺伝子検査も多くの症例で行われており、アブレーショングループと遺伝子研究グループとでdiscussionを行いながら、データを集めていくことになります。アブレーショングループには7名ほどのスタッフに加えて、不整脈治療を始めたばかりの8-10名ほどのfellowが在籍し、また我々research fellowが常時2-3人おります。心室性不整脈のほか、年間1000件の心房性不整脈や1600件の左心耳閉鎖術も行っており、様々な医師と心室性不整脈以外の研究も可能です。 

 私の留学開始と同時期に他施設から不整脈源性右室心筋症における心室性不整脈治療で有名なHari Tandri教授が赴任され、Stevenson教授とは異なる視点から別の研究を同時期に行うことができ、これらの臨床研究結果は世界有数の不整脈関連学会で発表、その後医学雑誌に掲載することができました。また研究のほか、1週間に4,5件程度は常に心室頻拍アブレーションがあり、電位やマッピング結果を目の前にして疑問点や興味深いと感じた点を直接Stevenson教授やTandri教授にぶつけ、ご意見を聞くことが出来たのは生涯の宝と感じております。

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